ぶどうの皮のむき方
誰もが好きなフルーツのひとつ、ぶどう。
みずみずしくて、香りもよく、甘い。
いうことなしのフルーツなのですが、ぶどうには一つ問題があります。
それは皮です。
皮をむいて食べるけれど、どうしても果汁で手が汚れてしまう。
簡単に皮がむけるとうれしいですよね。
簡単な皮のむき方を紹介します。
まずは湯むきです。
トマトの湯むきと同じ要領です。
ぶどうは、枝から外して洗っておきます。
鍋にぶどうが全て浮くくらいの量のお湯を沸かします。
お湯が沸いたら、穴あきおたまを使って、ぶどうを15~20秒ほどお湯に入れます。
手早くざるに移して、冷水で冷やします。
これだけでつるっと皮がむけます。
お湯を沸かすのが面倒な方は、すぐには食べられませんが、冷凍もおすすめです。
枝から外し、洗ったぶどうをフリーザーバッグに入れて、冷凍するだけです。
食べるときにサッと水洗いして、手のぬくもりで溶かしながら、指で押すと皮の中から実が飛び出してきます。
つまようじを使っても、ぶどうの皮をむくことができます。
枝から外したときの穴に、皮に沿うようにつまようじを差し込みます。
そのまま皮に沿うようにして、つまようじをくるりと回し、皮の下をつまむと実が出てきます。
ちょっと手を加えることで、つるっとぶどうの皮をむくことができます。
この方法は、巨峰など粒の大きいものでできますが、デラウエアなど粒の小さなものは皮をむくのが難しいです。
ぶどうの皮を食べる!?
日本ではぶどうの皮は食べないのが一般的ですが、海外ではぶどうは皮ごと食べるのが普通のようです。
多くの野菜、果物は皮に栄養が多く含まれていますが、ぶどうもそうなのです。
アントシアニンが多く含まれています。
きれいに洗って皮ごと食べると、おいしさだけではなく、栄養素もしっかり摂れます。
ぶどうのクイーンニーナの皮は食べれる?
クイーンニーナというぶどうがあるのをご存じでしょうか。
クイーンニーナは甘くておいしいと人気になっているぶどうです。
皮ごと食べられる、種なしのぶどうなので、人気は急上昇しています。
収穫時期は9~10月ですが、希少品種なので多くは出回っていません。
見かけたときは、ぜひ食べてみて下さい。
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チリ産ぶどうを皮ごと食べる
皮ごと食べられるぶどうにレッドグローブがあります。
果肉にはハリがあり、皮が薄いので皮ごと食べられるのが特徴です。
こちらは国産ではなく、輸入品です。
種類が増えてきた輸入ぶどうの中でもレッドグローブはその先駆けといえます。
レッドグローブは、カリフォルニア産とチリ産があります。
カリフォルニア産のものは10~11月が旬、その後12月にかけてチリ産の旬になり、6月ごろまで食べられます。
チリは南北に長い土地柄なので、長期間にかけて出荷できるのです。
輸入品なので、少し値が張るのかと思ってしまいますが、スーパーでは400g程度のパックで300~350円ほどの価格で販売されています。
レッドグローブの旬の時期になれば、人気の倉庫型スーパー、コストコでも販売されています。
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翠峰(すいほう)のぶどうを皮ごと食べる
翠峰(すいほう)というぶどうもあります。
緑色系のぶどうなので、見た目はシャインマスカット、瀬戸ジャイアンツなどに似ています。
旬は8月中旬から10月中旬まで。
味は、甘さが強めでほどよい酸味が特徴です。
シャインマスカットと比べると、甘さは控えめですが、上品な香りがあります。
瀬戸ジャイアンツと比べると、ぶどうの味が濃いです。
2つのぶどうのいいとこどりといった感じの味です。
ほとんどは種なしですが、たまに種ありもあります。
見た目では分からないので、種ありかどうかは店員さんに聞いてみるのがいいです。
翠峰は皮まで食べられるという情報も耳にしますが、食べてみると皮はちょっと固めなので、口に残ってしまいます。
気にならない方であれば、食べても問題はありません。
ぶどうのスチューベンを皮ごと食べる
スチューベンは、アメリカ生まれのぶどうです。
1947年,ニューヨーク州のニューヨー農業試験場で生まれた品種です。
日本には1952年に紹介されました。皮ごと、種ごと食べられるぶどうです。
スチューベンの特徴は、甘さと日持ちのよさです。
糖度は20度前後あり、皮と果肉の間がとても甘いです。
その甘さをより感じるために、軽く皮を歯でしごくようにして食べるのがおすすめです。
また、収穫時期は10月初旬から中旬ですが、低温貯蔵技術により、2月いっぱい出荷され、おいしく食べられます。
クリスマスやお正月といったイベントのときにも活躍できるぶどうです。
ぶどうのナイアガラを皮ごと食べれる?
ナイアガラは、1872年にアメリカで育成されたぶどうです。
日本には1893年ごろ導入されています。
ジュースや白ワインの原料として使われることが多く、生食として流通する量は多くありません。
ナイアガラの色はきれいな黄緑色。
緑が濃いものより黄色がかっているものが甘くておすすめです。
皮は食べられそうな感じがしますが、皮は硬いので食べずに、果肉だけを押し出すように食べるのがおすすめです。
他のぶどう同様、甘味が強いのは皮のまわりです。
皮の内側に果汁や果肉が残ってしまったときは、しぼるように食べるといいです。
ぶどうの皮で消化不良?
ぶどうは、皮のまわりに甘味や栄養素が多く含まれています。
そう聞くと皮までしっかり食べたいと思いますね。
基本的には全てのぶどうは皮ごと食べることができます。
しかし、ぶどうの皮にはレスベラトロールという刺激の強い成分が含まれています。
レスベラトロールはポリフェノールのひとつです。
女性にうれしい肌の潤い、シワの予防効果や老化に影響がある活性酸素の除去などうれしい効果があります。
この成分は巨峰などの粒の大きいぶどうに多く含まれています。
しかし、刺激の強い成分のため、食べ過ぎると腹痛や下痢を起こしてしまうことがあります。
また、ぶどうの食物繊維は人間の消化酵素で消化できないので、そのままの形でお通じに出てくることもあるくらいです。
食べ過ぎると消化不良を起こしてしまいます。
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ぶどうのスムージーを皮ごと
ぶどうは、甘味や栄養素がたっぷりある皮ごと食べたいところです。
しかし、レスベラトロールなどの成分の影響で、食べ過ぎると腹痛や下痢、消化不良を起こしてしまうころがあります。
しかし、丸ごとスムージーにすると消化不良も起こすことが少なくなるので、うれしいですね。
ぶどうは、枝から外して洗い、水気を切って保存袋に入れて、冷凍します。
この冷凍したぶどう、バナナ、牛乳を容器に入れて、ミキサーやブレンダーなどでお好みの感じに撹拌すればスムージーの出来上がりです。
ぶどうの皮や種に含まれるポリフェノールをしっかりと摂ることができます。
牛乳の代わりに豆乳や飲むヨーグルトを使ってもおいしいです。
フルーツもバナナだけではなく、りんご、桃、梨などでもいいです。
ぶどうジャムを皮ごとレンジで作る
ぶどうがたくさん手に入った時、鮮度が落ちないうちにジャムにするのもおすすめです。
ジャムはしっかり煮詰めないといけないので、時間も手間もかかるので手作りはハードルが高いように感じますね。
しかし、レンジを使うと気軽に作ることができます。
レシピの例1
こちらのレシピは、ぶどうを実、皮、種に分けるのがちょっとお手間ですが、レンジを使って12分でできる手軽さです。
レシピの例2
こちらはぶどうを丸ごと使って作るレシピです。ぶどうの粒を感じることができるジャムです。
皮をそのまま使うので、ぶどうのきれいな色のジャムになります。
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