台風のときに自転車が飛ぶ?
台風の強風のため、外に置いてある自転車が倒れてしまう映像をニュースで見たり、目の前で起こったりしたことがありますね。
風速20m/秒以上になると、屋根が飛ぶなどの被害も出るのです。
そうなると、外に置いてある自転車は、倒れるだけで済まず、飛ばされてしまう危険性もあるのです。
「屋根付きの自転車置き場に置いてあるから、大丈夫」と思われる方もいるかもしれません。
駅やマンションなどの建物の中にある駐輪所であれば、大丈夫ですが、アパートなどの小さな駐輪場では駐輪場自体が飛ばされてしまう危険があります。
台風から自転車を守るだけではなく、強風のため、愛用の自転車が飛ばされてしまう、また自転車自体が被害をもたらしてしまうことは絶対に避けたいことです。
スポンサーリンク
台風のときの自転車置き場は?
では、台風のとき、自転車はどこに、どうやって置くのが安全なのでしょうか。
できることなら、玄関やガレージなどの室内に入れておくのが一番です。
しかし、そんなスペースがない場合もありますね。
そんなときは、自転車が倒れないように固定するのも効果的です。
自転車置き場のフェンスや大きめの木などにワイヤーロックやひもを使って、しっかりと固定しておくと安心です。
また、自転車は台風の強風で倒れやすくなります。
自分の自転車が倒れ、他の人の自転車を傷つけてしまうこともあります。
そのようなことを防ぐために、自転車を倒しておけるスペースがある場合は、予め倒しておくのも一つの方法です。
ただし、電動自転車の場合は、倒れた状態で風雨にさらされると、電気系統に水が入り、故障してしまうことがあるので、倒しておいておくのはお勧めできません。
台風のときの自転車対策は?
台風の強風で倒れてしまった自転車は、修理が必要になってしまうこともあります。
そんなことにならないための一番の対策は、室内に入れておくことです。
でも、そんなスペースがない場合も多いですね。
「倒れないようにする」ことが何よりもの対策です。
倒れないよう、しっかりと自転車を固定することがおすすめです。
フェンスや大きめの木などにしっかりと固定しておけば、滅多なことでは倒れません。
このとき、ハンドルロックがついている自転車は、ハンドルをまっすぐにしてロックをかけておくと倒れやすくなります。
ハンドルロックを外し、ハンドルは左右どちらかに向けておくと倒れにくくなります。
自転車の前輪を固定する「自転車スタンド」「サイクルブロック」を使って、しっかりと固定すれば倒れにくくなります。
台風のときの自転車カバーは?
普段は自転車の保護のために使っているカバーですが、台風のときは強風で飛ばされてしまう可能性が高くなります。
カバーが飛ばされるだけではなく、カバーをかけておくことにより、自転車に風が当たる面が広くなり、自転車自体が倒れやすくなってしまいます。
台風が接近しているときは、カバーをかけないでおくのがいいのです。
しかし、どうしてもカバーをかけておきたいときは、カバー全体を自転車の形に添うようにしてグルグル巻きにしておくといいです。
急いで対応しようとして、カバーの足元だけを縛っておくこともありますが、この方法ではカバー上部に風を受けて、パタパタと音をたててしまい、近所迷惑になってしまうこともあります。
台風のときの自転車通勤は?
徒歩では少し遠いし、便利な自転車で通勤している方は台風のときは注意が必要です。
台風の風は強く、突然風向きも変わることもあるので、自転車での走行はかなり危険です。
向かい風では自転車は進まないし、追い風では自分の力ではコントロールできないほど暴走してしまうことがあります。
また横からの強風ではバランスを崩し、転倒してしまう危険性もあります。
さらには強風であおられたものが飛ばされてきて、当たってしまうこともあるのです。
つまり、台風のときの自転車走行は危険だらけなのです。
台風が接近しているときは、さまざまなリスクもあるので、自転車での通勤は避けるべき行為です。
コメント