毎日使うネクタイ。
スルスル滑りやすい生地ですから、結ぶときには良いのですが、収納するときにはその滑りやすさが面倒を起こしますよね。
また、バーやハンガーにざっとかけるようにしていると、うっかりどんどん上に重ねてしまい、下に埋もれたものが見づらい、選びにくい、探しづらい、取り出しづらい…なんてことにも。
今回はそんなネクタイの収納についてまとめてみました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは、今回は、ネクタイ収納5つのコツとは?についてお伝えします。
ネクタイ収納5つのコツとは?
【コツその1】《使用後はまず乾燥》
首のまわりって結構汗をかくところです。
一日働いたネクタイは、たくさん湿気を含んでいますので、まずは吊るしておきましょう。
スーツなどとともに、しばらく風通しのよい場所に干しておくとよいです。
このときにちょっと、形を整えておくと、次にまた使いやすくなり、長持ちもするでしょう。
汚れの有無もチェックして、もし汚れていたら、すぐに対処しましょう。
汚れはベンジンなどで落ちる場合もありますが、ネクタイにはシルクなどのデリケートな生地が使われていたり、芯が入っているものもあるので、難しそうな汚れは、なるべくならクリーニングに出したほうがよいと思われます。
【コツその2】《スーツやシャツの近く・鏡の近くに収納》
ネクタイの収納場所は、スーツやシャツと同じか、近い場所にすると使いやすいです。
スーツを着る人の動きを考えてみましょう。
鏡はどこにあるか、鏡を見ながらネクタイを何本か試してみたい、さて、ネクタイはすぐに手が届くところにあるか、見やすくて選びやすい収納になっているか。
それがスムーズにいかないと、気がついたらネクタイがあちこちにばらまかれている…なんてことにも。
もし、ネクタイの本数がたくさんある、という場合は、まずある程度、数を減らしたほうが選びやすいです。
何本まで減らすかは使う人によりますが、ネクタイにも時代遅れのもの、季節に合わない色柄というのがありますし、年齢によっても似合う物が変わってきます。
使用頻度が低いものは、処分するか、まとめて別の場所にしまっておきましょう。
【コツその3】《吊るす収納》
さて、実際にネクタイを収納する方法として、いくつかありますが、よく使われるのがバーに掛けて使ったり、ネクタイハンガーを使う方法です。
掛ける・吊るすだけの作業は楽ですので、この方法を使っている人は多いと思います。
バーや普通のハンガーに吊るしておくだけでも別にかまわないのですが、ネクタイは滑りやすい生地で作られていますから、スルッと落ちてしまうことも。
ネクタイ用のハンガーを使った方が、多少はすべり落ちにくくなり、使いやすいと思います。
また、使ったあと、そこにかけっぱなしにして次また使う、とやってしまいがちですが、1.でも述べたように、使った直後はしばらくの間、風をあててから他のものと一緒に収納するようにしたほうが、匂いやカビを防ぐことができると思います。
【コツその4】《丸める収納》
ネクタイを引き出しや箱に入れて収納するのも良いと思います。
箱に仕切りをつくり、それぞれのしきりに1つずつ、ネクタイをまるめてしまっておくのです。
丸め方は、まずネクタイを半分に折り、山折りになったところから、ネクタイの太い側が最後に上にくるような向きで、くるくると丸めます。
ネクタイと箱・引き出しに合う大きさの仕切りをつくりましょう。
100円ショップなどに、仕切り用の板が売られていますので、組み合わせれば意外と簡単です。
ポイントは柄がよくみえるように置くこと。
柄が見えない置き方だと、けっきょく引っ張り出してしまうことになります。
仕切りがないと、丸めたネクタイがへちゃっとくずれてしまうことも。
また、吊るす収納でも丸める収納でも、たとえば左から順にシルバー→青→濃紺、のように何らかの法則を決めて並べておくと、選びやすくなります。
【コツその5】《汚れを防止》
ネクタイは意外と汚れやすいもの。
カレーうどんやトマトソースがはねてしまったら、せっかくの良い生地も台無しです。
あらかじめ、撥水スプレーや防水スプレー、汚れ防止スプレーなどをかけておき、汚れが染み付くのを防止するという方法があります。
スプレー類を最初に使うときには、生地の裏側や首のところなど目立たないところで、小さく試しましょう。
大丈夫そうだったら、まずネクタイのほこりを落として、次に防水スプレーをネクタイ全体にふわっとかけます。
風通しのよいところでしばらく乾かした後、当て布をして、アイロン(ドライ・中温)をかけます。
これで、スプレー剤が布地によく定着します。
ネクタイのほとんどはシルク生地なので高温でかけないよう、注意しましょう。
まとめ
ネクタイ収納5つのコツとは?
【その1】
使用後はまず乾燥
風通しのよい場所に干して湿気をとる
【その2】
スーツやシャツの近く・鏡の近くに収納
鏡を見ながら選びやすいようにする
【その3】
吊るす収納
バーやネクタイハンガーを使う
【その4】
丸める収納
引き出しや箱に仕切りを作り収納する
【その5】
汚れを防止
スプレー類を用いて汚れが染み付くのを防止する
ネクタイは、並べて、選びやすく、取り出しやすいようにしてあるのが理想的。
女性にとってのアクセサリー類と似ていますね。
装飾品である一方で、スーツを着る職業の人にとっては、仕事道具の一部でもありますから、シワや汚れは恥ずかしいものです。
上手にお手入れして収納し、気持ちよく毎日の支度ができる生活をめざしましょう。
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