台風に防風ネットの効果は?
台風のような強風から畑の野菜や果物を守るのが、防風ネットです。
「ネットで守ることができるの?」と疑問に思われる方もいるのではないでしょうか。
防風ネットは、通常のネットとは違い網目になっていることで、風の流れを変え、風圧を軽減する効果があるのです。
その効果は、ネットの高さの約20倍の距離まで風の勢いを弱めることができます。
防風ネットは、風の通りやすい場所に支柱などでしっかりと固定して使用します。
台風の風向きの主方向に向かって設置しますが、さらに風の主方向に対して直角に設置しておくと、風向きの変化にもうまく対応できます。
防風ネットは、目合いが2㎜と4㎜のものがあります。目合いが小さいほど、防風効果は強くなりますが、風通しが悪くなるので、4㎜を使うことが多いです。
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台風に防風ネット・家
防風ネットは園芸用に使用するだけではないのです。
家の防風対策にも利用できます。
台風被害で一番気をつけたいのが、窓ガラスの破損なのです。
風速10m/sを超えると小さなものが、15m/sを超えるときちんととめられていない看板が飛ばされます。
風速10m/sを超えると、飛ばされたものが窓ガラスに当たり、割れてしまう危険があるのです。
普段なにげなく干している洗濯物でも窓を割ってしまうことがあるくらいです。
雨戸やシャッターがあれば、窓を守ることができますが、雨戸やシャッターを取りつけていない家も多くあります。
では、雨戸やシャッターがない場合、どのようにして窓を守ればいいでしょうか。
そのときに役だつのが、園芸用の防風ネットです。
台風の多い沖縄県では意外にも雨戸のない家が多く、台風のときには窓のまわりを防風ネットでしっかりと固定して守っています。
窓を守ることは大事ですが、それ以上に飛ばされそうになるものは家の周りに置いておくのは厳禁です。
濡れた洗濯物でも窓ガラスが割れてしまうことがあります。
家の周りの物を片付たうえ、防風ネットで守りましょう。
台風に防風ネット・ベランダ
マンションでは雨戸がないうえ、躯体部分に釘など打ちつけてはいけないと決められていりところも多いです。
そんなとき、台風時に窓ガラスを守るにはどうしたらいいでしょうか。
ベランダの柵に暴風ネットをしっかりと固定しておくといいです。
強風を和らげるだけではなく、物が飛んでくることも防いでくれます。
また、ベランダにはこまごまとしたものを置いていることもあると思います。
本来なら飛ばされないよう全て屋内に入れておくべきですが、全てのものを入れるのは難しいこともあるでしょう。
そんなときも役立つのが防風ネットです。
一か所にまとめて、ネットが飛ばないようにきつく固定しておくといいです。
台風に防風ネット・窓
台風の強風によって、窓が割れてしまうと思われがちですが、実は風が原因で窓は割れることは少なく、飛ばされたものによることがほとんどなのです。
ものが窓ガラスに衝突することを防ぐため、効果があるのが防風ネットです。
防風ネットで窓全体に覆い、ロープなどでしっかりと固定すると窓を保護することができます。
しかし、一番大切なことは窓の保護よりも家の窓周辺に飛ばされてしまうものを置いておかないことです。
屋内にしまっておくようにしましょう。
台風に防風ネット・カーポート
カーポートは、車を風雨や日差しなどから守ってくれる便利なものです。
カーポートは、万が一倒壊した場合、その下にある車を傷つけないようにするため、強風の場合、屋根が飛ぶようになっています。
そのため、台風の際はカーポートの屋根が飛ばされないか心配になりますね。
そんなときも防風ネットが役に立ちます。
カーポートの屋根を防風ネットで覆い、支柱などにしっかりと固定することで屋根が飛ばされることを防ぐことができます。
ただし、屋根を飛ばないようにすると、カーポート本体に負担がかかるので、本体もロープで建物や重りで固定しておくようにして下さい。
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