台風のカーポート対策・ネット
家の敷地内の駐車スペースに屋根と柱で構成された簡易的な車庫のことをカーポートと言います。
簡易的な車庫ではありますが、車を風雨から守ることができたり、ちょっとした荷物を置くスペースにできたり、雨の日に濡れずに車に乗れたりするので、利用されている方も多いです。
そのカーポートですが、台風接近の際は強風で飛ばされてしまうのではないかと心配になることもあるでしょう。
一般的なカーポートの耐風圧速度は38m/sです。
これは日本に上陸する強い台風の風速になります。
つまり、強いと言われる台風が上陸した場合は、カーポートの屋根が飛ばされてしまう可能性は十分にあるのです。
その対策として、ホームセンターなどで販売されているゴルフ用のネットや防風ネットを屋根全体に覆うといいです。
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カーポートの屋根・台風対策
便利なカーポートですが、実は屋根部分の板は、台風などの強風の影響を受けると外れるようにできています。
カーポートの屋根が外れにくいように頑丈にできていると、強風の影響を受けた場合、カーポート自体が大きなダメージを受けて倒壊してしまう危険性があるので、外れやすくなっています。
カーポートが倒壊してしまえば、車もダメージを受けてしまいます。
そのため、カーポートを守るためといって、屋根板を無理に固定するのはかえって危険なことなのです。
カーポートの台風対策としては、屋根を外すのも一つの方法です。
しかし、この場合、屋根が外されることで支柱の強度が弱くなってしまうので、支柱の補強をしておくと、倒壊を防ぐことができます。
もう一つの方法は、屋根板全体をゴルフ用ネットや防風ネットで覆い、ネット自体が飛ばされないようロープでしっかりと固定しておくといいです。
いずれにせよ、高所での作業になるので、転落や落下事故対策として1人では作業にしないように注意して下さい。
また、屋根材ホルダーというカーポート専用の補強材があります。
業者に依頼し、取り付けてもらうのもいいです。
台風にカーポート・車
車を守るためのカーポートですが、台風の際は強風で屋根が飛ばされてしまったり、倒壊したりする危険性もあります。
また、万が一屋根が飛ばされて、近隣に駐車している車に傷をつけてしまうのではないかとも考えてしまいます。
やはり、強風の影響を受ける可能性がある場合は、自分の車も守るため、周囲に迷惑をかけないためにも事前の対策が大切になってきます。
台風にカーポート・保険
台風などの自然災害で壊れてしまったカーポートは、保険で修理することができるかどうか気になりますね。
条件さえあえば、火災保険での修理が可能なのです。
火災保険は加入している建物だけが対象だと思い込んでいる場合が多いです。
加入条件にもよりますが、壁や物置、カーポートも建物の付属設備として位置づけられているので、火災保険の対象となります。
火災保険の補償対象となるのは、台風による自然災害であることが認められなければなりません。
最大瞬間風速20m/s以上の風が吹いていたこと、被害箇所の写真が必要になります。
ただし、カーポートも経年劣化するので、長期間使用の場合は「自然災害によるものではなく、経年劣化による破損」と判断される場合もあります。
また注意したい点は、損害額が20万円以下の場合、保険金を給付しないとしている保険会社が多いことです。
そのため、保険申請する前に、専門業者や保険会社に相談するといいです。
台風にカーポート・雑損控除
火災保険に加入しておくことで、自宅の台風などの自然災害で被害をカバーすることができます。
しかし、火災保険が万能というわけではありません。
損害を全額カバーすることはできません。
そのため、大きな家計負担を避けるため、自然災害での被害を受けた場合、「雑損控除」という税金の優遇措置を受けることができます。
雑損控除とは、災害や盗難などで自宅や家財に損害を受けた場合、一定金額を所得からマイナスにできる制度です。
自分で申請しないと控除されないので、自らの手続きを忘れないようにして下さい。
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