久しぶりに換気扇をきれいにしたら、ゴーッと風通しがよくなって、
「あらこんな音だったかしら」
なんて思ったこと、ありませんか?
換気扇は油で汚れる場所だし、高いところにあるし、お掃除がとにかく大変ですよね。
きっと多くの方が”レンジフードフィルター”を使ってらっしゃると思います。
今回は、そんなレンジフードフィルターの選び方についてまとめてみました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは、今回は、レンジフードフィルター選びの5つのポイントについてお伝えします。
レンジフードフィルター選びの5つのポイント
【ポイント1】《余計な隙間ができないようにする》
換気扇にはいろんな形がありますが、どんなものを使うにしても、余計な隙間があると、そこから埃や油汚れが換気扇やダクトの内部へと侵入します。
ですので、換気扇をきちんと覆うことが出来る形・サイズのものを選ぶ必要があります。
換気扇の形状をおおまかにわけると、深型、浅型、換気扇がむき出しになったタイプなどがあります。
【ポイント2】《フィルターの厚み》
ここでいう厚みは、主に不織布タイプのものについての話です。
2mmくらいから~18mmくらいのものまであります。
10mmをこえると厚手と銘打っているものが多いようです。
フィルターの目がゆるいと、風が抜けすぎて、汚れも筒抜けになってしまいます。
では厚ければ厚いほど素晴らしいのか、というと必ずしもそうではないようです。
フィルタが厚いと、目詰まりも起こしやすくなります。
また、吸い込むのにパワーが必要なので、ファンのモーターへの負荷が大きくなります。
時にはモーターが熱くなって故障の原因になることも。
また、厚いものはより高価です。
10mm程度の厚さのものをこまめに変えるのが良いと思われます。
【ポイント3】《枠はあるほうがいい?ないほうがいい?》
フィルターに枠がついていると、どんないいことがあるかというと、たるみができないことと、枠がないものに比べると見た目がよいことです。
単にたるみができなければいい、というだけなら、むき出しの換気扇タイプのものが対象ですが、シャワーキャップのようにかぶせて使うタイプのものもあります。
一方で、枠がない、フリーサイズのものについては、何といっても安いという利点があります。
また、フィルターを好きな大きさに切って、別の換気口などに使うこともできるので重宝している、という人もいるかと思います。
このタイプは磁石やマジックテープなどが商品に付属してくるので、それを使うという方も多いでしょう。
なるべく隙間やたるみのできないように設置できるようにするには、長いゴムマグネットを細長く切った留め具を作るなど、ちょっと工夫してみてるのもよいかもしれません。
【ポイント4】《材質》
換気扇フィルターに使われる材質で最もよく見かけるのは、不織布のタイプではないでしょうか。
ホームセンターでは最も普通に売られています。
難燃自己消化性フィルターと書かれているのは、万が一フィルターに火がついても、フィルターが縮んで火が消えるというものです。
”グラスファイバー製”フィルターというのもあります。
ちょっと値段は張りますが、効果も高いです。
上等なフィルターを使うと、掃除がこんなに楽なのか、というのを実感できます。
換気の能力もほとんど落ちないため、消費電力も抑えられます。
さらに高価になりますが、”ベラスコート”と呼ばれる塗装がほどこされた金属(アルミ)製フィルターもあります。
親水性塗料が塗ってあるので、洗剤はいらず、水(熱湯がよい)だけで油が綺麗に落ちるとのこと。
初めてこれを購入した人の多くが、汚れが実際にたまって、最初にこれを洗うときを楽しみにしているようです。
手入れの手軽さと耐久性を考えると元は取れるかもしれません。
伸縮式で大きさを調節できるものは、いろんなサイズの換気扇に取り付けることができる、と謳っていますが、金属製なので、ぴったり隙間なしに設置できない換気扇もあります。
そういう場合は工夫して隙間はふさいでおきましょう。
【ポイント5】《フィルターレスタイプのレンジフード》
最近はフィルター要らずのレンジフードというものがあります。
いくつかのタイプがあり、ファンが遠心力で油を分離して、油がオイルパックに溜まる方式のものや、フィルターの「自動洗浄ユニット」が搭載されたものもあります。
後者では、人がやるのは、タンクにお湯をためるだけ。
つけおきのあと、ファンが回って油汚れは取り除かれ、排水は排水トレイに溜まるという方式です。
今はフィルターが必要な換気扇を使っていても、将来的にはこういったものを使いたいなあ、と考えてみるのは楽しそうです。
まとめ
レンジフードフィルター選びの5つのポイント
【1.余計な隙間ができないようにする】
換気扇をきちんと覆うことが出来る形・サイズのものを選びましょう。
【2.フィルターの厚み】
10mm程度の厚さのものをこまめに変えるのが良いでしょう。
【3.枠はあるほうがいい?ないほうがいい?】
枠があるものはたるみができないが高くなります。
枠がないものは値段が安くすみます。
枠がないものを選ぶ場合は、なるべく隙間やたるみのできないように心がけましょう。
【4.材質】
手入れの手軽さと耐久性とコストを考慮して選びましょう。
【5.フィルターレスタイプのレンジフード】
フィルター要らずのレンジフードというものがあります。
手間がかからないので選択肢の一つの候補としてよいでしょう。
いかがだったでしょうか。
たかがレンジフードフィルターですが、選択肢によっては時間と手間の節約につながります。
お財布と相談しながら、色々トライしてみる価値はあるかもしれませんね。
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