常夜鍋に関する情報まとめ【魯山人、雑炊、レシピ、たれ、副菜など】

常夜鍋と魯山人

寒くなってくると、恋しくなるのが鍋料理ですね。
寄せ鍋、すき焼き、もつ鍋、水炊きなどたくさんの鍋料理があります。

そんな鍋料理の中で、毎日食べても飽きがこないことから、その名がついたと言われているのが、常夜鍋です。
豚肉とほうれん草または小松菜や白菜などをさっと煮て、ポン酢で食べるシンプルな鍋です。

この常夜鍋は、あの美食家北大路魯山人も好んでいたと言われています。
魯山人は「宵夜鍋」と書いて、「じょうやなべ」と読んでいます。

宵のうちから食べ始めても夜中まで食べ続けるほどおいしいという意味と言われています。

常夜鍋の雑炊

常夜鍋は、豚肉とほうれん草の2つの材料だけで作るシンプルなものです。
鍋の〆の定番といえば、雑炊ですね。

常夜鍋の雑炊もとてもおいしいです。
豚肉とほうれん草のうまみがたっぷり出ただしを、しっかりとご飯が吸い込んでくれるので、絶品です。

よりおいしい雑炊を作るときは、ちょっと面倒でもご飯は一度水で洗って、表面のぬめりを取ってから鍋に入れるのがコツです。
グツグツと煮あがったら、卵を入れて、ネギを散らして出来上がりです。

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常夜鍋のたれ

料理本などでは、常夜鍋はポン酢で食べるのが基本となっています。
ポン酢でもさっぱりとおいしくいただけるのですが、たれを変えるとよりおいしくいただくことができます。

常夜鍋のたれで人気なのが、大根おろしにしょう油、オイスターソース、ごま油を混ぜただけのものです。
ほうれん草や豚肉に火が通ったら、このたれをつけて食べます。

オイスターソースの風味が豚肉との相性抜群で、おいしいです。
食欲がそそられるたれで、ほうれん草が無限に食べられるといった声もあるくらいです。

他にも、おろし生姜に醤油を混ぜただけのたれ、味噌、ごま油、みりん、オイスターソース、豆板醬を混ぜた味噌ダレも人気です。
シンプルな材料なので、たれを変えることで味変を楽しめます。

常夜鍋をたべるときは、いくつかタレを準備しておくのもいいですね。

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常夜鍋のしめ

毎日食べても飽きないと言われる常夜鍋の〆は、雑炊、麺のどちらもおすすめです。
常夜鍋の作り方もさまざまです。

昆布で出汁を取ってから、味付けし、豚肉やほうれん草などの野菜を入れるものや出汁に味をつけずにそのまま煮込むものなどがあります。
出汁を取った場合は雑炊、うどんなどの麺がよりおいしいです。

出汁に味を加えていないときにおすすめなのが、あのインスタント麺のチキンラーメンを入れるのがおすすめです。
鍋でいつものようにチキンラーメンをつくるだけです。

この〆はいつものチキンラーメンよりずっと美味しく感じます。
鍋から出た出汁に、チキンラーメンのエキスが加わったスープがさらにおいしさを増しています。

このスープが残ったら、ご飯で二度〆したくなるほどです。

常夜鍋のレシピで人気一位は?

常夜鍋のレシピもたくさんあります。
定番レシピの豚肉、ほうれん草を使ったものやほうれん草だけではなく、白菜、水菜などの葉物野菜を使ったもの、さらにしめじやえのきだけなどのきのこを加えたものなどさまざまなレシピがあります。

その中でも人気一位となっているのが、ほうれん草、豚肉、豆腐だけのシンプルな常夜鍋です。
ほうれんそう鍋 ⌘ 常夜鍋 by のんノエル 【クックパッド】 はこちら

豚肉やほうれん草からアクが出るので、こまめにアクを取るとよりおいしくなります。
野菜たっぷり!常夜鍋のレシピ/作り方はこちら

ほうれん草の下ごしらえにちょっと手を加えると、ほうれん草がよりおいしくなります。
薬味を工夫する味変して、よりおいしくなります。
出汁に薄切りにしたにんにく、しょうがを加えると、味に深みがでます。

常夜鍋とシュウ酸の関係とは?

おいしさも栄養も満点の常夜鍋ですが、ほうれん草を生のまま入れてもいいのか気になる方もいるかと思います。
普通、ほうれん草は下ゆでしてから、調理します。

それは、ほうれん草に含まれるシュウ酸という成分があるためです。
シュウ酸は、ほうれん草のアクに含まれる成分です。

カルシウムと結びつきやすい性質があるため、体質によっては食べ過ぎると結石の原因になることがあります。
ほうれん草はアクが強いので、下茹でして食べることがほとんどです。

しかし、常夜鍋で食べるときは、ほうれん草を生のまま鍋に入れることが多いようです。
冬のほうれん草はアクが少ないので、シュウ酸の影響も少ないです。

結石など気になる方は、ほうれん草を下茹でしてから、常夜鍋で食べてもおいしくいただけます。

常夜鍋のえぐみ

常夜鍋のえぐみが気になると感じる方もいます。
えぐみの原因は、先にもお伝えしたように、ほうれん草のアクによるものです。

常夜鍋は、寒い冬の時期の食べることが多いです。
ほうれん草は1年中出回っていますが、冬が旬の野菜です。

旬の野菜は、おいしさが強くなり、えぐみやアクも少ないです。
そのため、ほうれん草をたっぷり入れる常夜鍋もえぐみは少なくなります。

しかし、えぐみを感じやすい方もいるので、気になる方は下茹でしてから、鍋に入れるといいです。
下茹でしたときは、鍋で煮込みすぎないように気をつけて下さい。

ほうれん草のえぐみと常夜鍋との関係とは?

常夜鍋のえぐみの原因は、ほうれん草です。
ほうれん草のアクに含まれるシュウ酸がえぐみを感じる素となります。

ほうれん草はゆでて、水にさらすとアクが流れていきます。
常夜鍋にほうれん草を入れるとき、生でいれるとえぐみを感じやすくなります。

しかし、COOKPADなどで紹介されているレシピの多くは、ほうれん草を生のまま入れています。
常夜鍋にすると、ほうれん草のアクやえぐみも気にならない程度のことが多いようです。

常夜鍋のおじや

鍋のしめの定番といえば、雑炊とも言われるおじやですね。
常夜鍋でもしめにおじやはおいしくできるのでしょうか。

豚肉とほうれん草の旨味がたっぷり出た出汁で作るおじやも他の鍋同様、絶品です。
ご飯は一度水で洗って、表面のぬめりと取っておくと、よりご飯が常夜鍋の出汁を吸いやすくなるので、おいしさが増します。
最後に卵を入れて、ねぎを散らすと、常夜鍋のおいしいおじやの完成です。

常夜鍋の出汁には、ほうれん草から出たシュウ酸が多く含まれています。
結石が気になる方が常夜鍋のおじやを食べるときは、ほうれん草を下茹でしたもので鍋に入れ、その後にしめのおじやにするといいです。

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常夜鍋の副菜

鍋料理は、肉や魚、野菜もたっぷり入っているので、それだけで栄養バランスのいい食事になります。
しかし、箸休め的な副菜があると、よりおいしく食べられますね。

常夜鍋におすすめの副菜をいくつか紹介していきます。

薄くスライスした塩もみしたきゅうりと桜エビ、しょうが、青じその千切りを合わせた和え物、すりおろした長芋を焼きのりで巻き、油で揚げた長芋の磯部揚げはとても相性がよいですね。

また、一口大に切った厚揚げの上にマヨネーズ、コンソメで味付けしたカットした三つ葉をのせて、魚焼きグリルかオーブントースターでこんがり焼いた厚揚げと三つ葉のマヨネーズ焼きは絶品です。

下茹でして斜め半分に切ったオクラ、半分に切ったミニトマトを白すりごま、酢で合わせたごま酢和えなど、簡単にできる和え物、焼き物がおすすめです。

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