メスティンを家で使う?
最近よく耳にするようになった「メスティン」。
どんな道具か、どんなふうに使うのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
メスティンは、キャンプなどでよく使われるご飯を炊くためのアルミ製の箱型の飯ごうです。
以前はご飯を炊くことをメインに使われていましたが、便利な道具で、焼く、蒸す、煮るなどさまざまな調理もできるので、キャンプだけにとどまらず、家でも出番が多くなっている家庭も多くなっています。
メスティンは箱型で、折りたたみ式の持ち手もついています。
そのため、フライパンや鍋のように使えます。
ご飯を炊くだけではなく、スープやパスタを作ったりもできるし、卵焼き器の代わりに使い、卵焼きも作れます。
インスタントラーメンを作るのにもちょうどいい大きさです。
また、フタもついているので、お弁当箱代わりに使っている方もいます。
そのまま、火にかけて温めることもできます。
メスティンのIH対応はある?
一般的なメスティンはアルミ製なので、直火はOKですが、IHは使えません。
しかし、琺瑯(ホーロー)製のメスティンならIHでも使用可能です。
地域の特色・技・素材を活かした国内のモノつくりで定評のあるフォームレディが、阪和ホーロー㈱の技術・知識を活かした新しいブランド「大阪琺瑯」を発表しました。
ここから販売されたメスティンが、IHでも使用できる、日本初の琺瑯メスティンとなりました。
琺瑯製であるだけで、あとはアルミ製のメスティンと同じようにさまざまな調理を楽しむことができます。
琺瑯は酸に強いので、アルミ製のものとは違い、トマト煮込み料理やワインを使う料理でもメスティンを変色させてしまうことはありません。
また、フタにもつまみがついているので、一般的なメスティンのようにフタの取りづらさもないので、使い勝手もいいです。
さらに、火のあたりが優しいので、野菜の水分だけでも調理することができます。
流行りの無水カレーも使うことができます。
メスティンのご飯をガスコンロで炊ける?
メスティンは、キャンプで使うだけではなく、ガスコンロでもおいしいご飯を炊くことができます。
炊飯器のように多くの量のご飯を炊くことができませんが、少量のご飯を炊くのに便利です。
メスティン小サイズでは1カップのお米を炊けます。
まずは、お米を研ぎ、ザルにあげて15分ほどおき、水を切ります。
メスティンに水を切ったお米を入れ、水1カップ注ぎ、30~60分ほど浸水して、フタをします。
メスティンをガスコンロにかけ、強めの弱火にかけます。
湯気が出てきたら、すぐに火を極弱火にします。
はじめは火を中央にあて、4~5分したらメスティンの位置を先端にずらします。
その後3分ほどしたら後ろにずらし、さらに3分ほどしたら、再度中央に戻します。
そして、1~2分で火を止めます。
炊く時間は12~13分を目安にして下さい。
10~15分ほど蒸らして、フタを開け、全体を混ぜればできあがりです。
メスティンのシーズニングは毎回行うほうがいいですか?
メスティンはアルミ製のものがほとんどです。
このアルミには、空気中の酸素と結びつき、表面に酸化被膜を作る性質があります。
この酸化被膜はとても薄いので、すぐにはがれてしまいます。
メスティンのお手入れの一つシーズニングで、その都度酸化被膜を作る必要があります。
シーズニングの方法はいろいろありますが、簡単でよく使われている方法がお米のとぎ汁を使うものです。
メスティンをきれいに使うには、毎回シーズニングをしたほうがいいのではないかと考えがちですが、毎回行う必要はありません。
初めて使う前と汚れや焦げ付きを感じたタイミングで行う程度で十分です。
メスティンを食洗機で洗ってもいいですか?
多くの食洗機は、使うと変色しやすいものとして、アルミ製・銅製の鍋ややかんとなっています。
アルミ製のメスティンを食洗機で洗ってしまうと、変色してしまいます。
食洗機を使わず、手洗いするようにして下さい。
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